竹刀の選び方完全ガイド|サイズ・重さ・型・竹の種類を専門店が解説

竹刀は「サイズ(長さ)→重さ→型→竹の種類」の順に選ぶと迷いません。サイズは年代ごとに全日本剣道連盟の基準があり、中学生は37、高校生は38、大学生・一般は39が基本です。そのうえで、基準の重さを満たすものから手に合う型を選び、予算と好みで桂竹・真竹を選びます。

この記事では、竹刀選びで押さえておきたい基準の数値、型ごとの特徴、竹の種類による違い、安全に使うための点検ポイントまでを、剣道具専門店の視点でまとめます。

目次

  • 年代別の竹刀の基準(長さ・重さ・太さ)
  • 重さの選び方
  • 竹刀の型の違い
  • 柄の長さと太さ
  • 竹の種類:桂竹と真竹
  • 完成品と竹のみ、買ったあとの点検
  • よくある質問

年代別の竹刀の基準(長さ・重さ・太さ)

試合や審査で使う竹刀は、全日本剣道連盟の基準を満たしている必要があります。長さは付属品を含む全長、重さは鍔を含まない重さで、重さは「この重さ以上」という最低基準です。

区分 一般的なサイズ表記 長さ 重さ(男子/女子) 先端部の最小直径(男子/女子)
中学生 37 114cm以下 440g以上/400g以上 25mm以上/24mm以上
高校生 38 117cm以下 480g以上/420g以上 26mm以上/25mm以上
大学生・一般 39 120cm以下 510g以上/440g以上 26mm以上/25mm以上

このほか、先端から8cmの位置(ちくとう部)の太さにも最小値が定められています。たとえば中学生では、ちくとう部の最小直径が男子20mm以上、女子19mm以上です。また、先革の長さは50mm以上が必要です。市販の完成品竹刀は基準に合わせて作られていますが、使い込んで削れたり、自分で部品を交換したりすると基準を外れることがあるので注意しましょう。

小学生は、上の表のような試合規則の基準にとらわれず、体の発育に合った長さと重さの竹刀を使うとされています。小学生用は28〜36の範囲で作られており、竹刀を立てたときにおおむね胸の高さ程度になる長さが目安です。所属する道場や大会で指定がある場合はそれに従ってください。

重さの選び方

基準の重さは最低ラインなので、同じサイズでも竹刀によって重さに幅があります。重めの竹刀は打突に重みが出やすく、素振りで手の内を鍛えるのにも向きますが、慣れないうちは振り遅れや手首の負担につながります。軽めの竹刀は振り出しが速く感じられますが、基準ぎりぎりのものは削れて基準を下回りやすい点に注意が必要です。

専門店スタッフとしては、まずは基準を少し上回る標準的な重さのものをすすめることが多いです。試合で使う竹刀は大会前の計量で基準を下回ると使えないため、普段から余裕のある重さを選んでおくと安心です。

竹刀の型の違い

竹刀は、竹の削り方によって重心の位置や握り心地が変わります。代表的な型は次のとおりです。

型 形の特徴 使い心地の傾向
普及型(並製) 標準的な形で価格が手頃 初心者や稽古用の数をそろえたい人に
胴張型(実戦型) 中央部がふくらみ、柄と剣先に向かって細くなる 剣先が軽く感じられ、素早く操作しやすい
古刀型 胴のふくらみが少なく、柄が太めのものが多い 重心が手元寄りになり、手の内で操作しやすい
小判型 柄の断面が楕円形 握る向きがわかりやすく、刃筋を意識しやすい

型の違いはメーカーや商品ごとの差も大きく、「胴張だから必ず軽い」というわけではありません。迷ったら、普段使っている竹刀と同じ型から選び、少しずつ違う型を試すと自分に合うものが見つかりやすくなります。型ごとの違いは別記事でも詳しく比較します。

BUSHIZOおすすめの竹刀

BUSHIZOおすすめ竹刀の一覧を見る →

柄の長さと太さ

竹刀の柄(つか)の長さと太さも、使いやすさに大きく関わります。「柄短」は柄が短く、相対的に剣先側が長く使えるため、遠い間合いからの打突を意識する人が選ぶことがあります。「柄太」は握りが太く、手の大きい人や、しっかり握り込みたい人に向きます。手が小さい人が柄太を使うと握りにくく、余計な力みにつながることがあります。

柄の長さの目安は、左手で柄頭を握り、右手を鍔の近くに添えたときに、両手の間に適度な間隔がとれることです。柄革の長さを変えて調整する方法もありますが、基準を外れないよう注意が必要です。柄革や先革の交換方法は竹刀の先革・柄革の交換方法と交換時期|部品の名前と手順を解説で解説しています。

竹の種類:桂竹と真竹

竹刀に使われる竹は、主に桂竹(けいちく)と真竹(まだけ)です。桂竹は竹刀材として広く使われ、価格が手頃な製品が多いのが特徴です。真竹は繊維が密で粘りがあるとされ、価格は高めになる傾向があります。同じ竹の種類でも、産地や加工(乾燥・燻製・油抜きなど)によって性質が変わるため、竹の種類だけで良し悪しは決まりません。

稽古で消耗が早い人は桂竹の竹刀を複数本そろえ、試合や審査用に真竹の竹刀を用意する、という使い分けをする人もいます。

完成品と竹のみ、買ったあとの点検

竹刀には、部品がすべて付いた「完成品」と、竹だけの「竹のみ」があります。初めての人は完成品を選びましょう。竹のみは、割れた竹を差し替えたり、好みの部品で組み立てたりしたい経験者向けです。

竹刀は消耗品です。日本武道館の剣道指導資料では、次のような竹刀は使ってはならないとされています。稽古前に必ず点検しましょう。

  • 竹が折れたり、割れたり、ささくれがある
  • 先革が破れている
  • 中結が緩んでいる、切れている、剣先から全長の約4分の1の位置に固定されていない
  • 弦が緩んでいる
  • テープなどで補修している
  • 先芯・ちぎり以外の異物を入れている

ささくれは軽いうちなら紙やすりで整えて使えることもありますが、割れた竹刀は相手の面金のすき間から刺さるおそれがあり危険です。迷ったら交換してください。中学生の防具と竹刀の買い替えについては中学生の剣道防具の選び方|部活で3年間使える一式とサイズ・予算も参考にしてください。

小学生・中学生の竹刀はこちら

小学生用竹刀の一覧を見る →

よくある質問

竹刀は何本くらい持っておけばいいですか?

稽古中に竹刀が割れたりささくれたりしたら、すぐに交換する必要があります。最低でも2本、稽古量の多い部活生や試合に出る人は3本以上を用意しておくと安心です。

女子は男子用の竹刀を使ってもいいですか?

長さの基準は男女共通ですが、重さと太さの基準が違います。男子用は女子の基準を満たすため使うこと自体はできますが、重く太く感じることが多いので、女子用の竹刀から選ぶ方が扱いやすいでしょう。

「完成品」と「竹のみ」はどう違いますか?

完成品は柄革・先革・中結・弦などの部品が組み付けられ、すぐに使える状態の竹刀です。竹のみは部品が付いていないため、別に部品を用意して自分で組み立てます。初めての人は完成品を選びましょう。

カーボン竹刀は使えますか?

全日本剣道連盟は、竹のほかに連盟が認めた竹に代わる化学製品の竹刀も認めています。割れにくく長持ちしやすい一方で、打った感触や価格は竹の竹刀と異なります。先芯は専用のものを使う必要があります。

まとめ

竹刀選びは、まず年代別の基準に合ったサイズ(中学生37・高校生38・大学生と一般39)を選び、次に基準を満たす重さ、手に合う型と柄、最後に竹の種類という順番で考えると失敗しにくくなります。竹刀は消耗品なので、複数本を用意して稽古前の点検を習慣にしましょう。

BUSHIZOでは、東京・渋谷のショールームで竹刀を実際に手に取って重さや握りを比べられます。通販でも型・サイズ別に豊富な竹刀を取りそろえています。

竹刀の一覧を見る →

商品を絞り込む
※アイテムは必ず選択してください。
アイテムから絞り込む
価格
〜
製法タイプ
サイズ
形状
握り
素材
シーン
対象者
その他特徴
絞り込み結果:件
絞り込む