桂竹と真竹の竹刀の違い|しなり・耐久性・価格を比較して目的別に選ぶ

桂竹(けいちく)と真竹(まだけ)の竹刀のいちばんの違いは、「しなりと打ち心地」と「価格」です。桂竹はやや硬めで価格が手ごろなため稽古用に、真竹はしなやかで手に伝わる感触がよく、割れやささくれが起きにくい分、価格が高めで試合用やこだわりの1本として選ばれることが多い素材です。

どちらも竹刀の基準を満たしていれば試合や審査で使えます。ここでは、両者の違いを比較表で整理し、目的別の選び方と長持ちさせるコツを解説します。

目次

  • 桂竹と真竹の違いを比較
  • 桂竹の竹刀の特徴
  • 真竹の竹刀の特徴
  • 目的別の選び方
  • 竹の種類より大切な点検と手入れ
  • よくある質問
  • まとめ

桂竹と真竹の違いを比較

竹刀に使われる主な竹は、桂竹と真竹です。桂竹の竹刀には台湾で採れる桂竹がよく使われ、BUSHIZOで扱う桂竹の竹刀にも台湾産の桂竹を使ったものが多くあります。両者の違いをまとめると次のとおりです。

項目 桂竹 真竹
硬さ・しなり やや硬め しなやか
打った感触 しっかりした手応え 柔らかく手にやさしい。打突の感触が手に伝わりやすい
割れ・ささくれ 品質によって差が大きい 繊維が緻密で、割れやささくれが起きにくいとされる
価格の目安(一般用1本) 3,000円前後〜 5,000円台後半〜1万円以上
主な用途 日々の稽古、初心者、本数が必要なとき 試合用、審査用、打ち心地にこだわる人

価格は記事執筆時点のBUSHIZOの取り扱い商品をもとにした目安です。同じ竹の種類でも、竹の品質や削り方、仕組み(柄革や弦などの組み立て)によって価格と使い心地は変わります。

桂竹の竹刀の特徴

桂竹の竹刀は、手ごろな価格で手に入るのが最大の魅力です。剣道では竹刀を複数本用意し、傷んだものから交換していくのが基本なので、本数が必要になる稽古用には桂竹がよく選ばれます。

やや硬めの素材のため、打ったときにしっかりとした手応えがあります。一方で、竹の品質にばらつきがあると、早くささくれが出たり割れたりすることがあります。極端に安い竹刀は、竹の選別や乾燥が十分でないこともあるため、信頼できる販売店で買うことをおすすめします。

形は、標準的な「普及型」のほか、中央部をふくらませて手元に重心を寄せた「胴張り(実戦型)」、柄を太くしたものなどがあり、桂竹でも好みに合わせて選べます。

BUSHIZOで選べる桂竹の竹刀

桂竹の竹刀の一覧を見る →

真竹の竹刀の特徴

真竹は、しなやかで粘りのある素材です。打ったときの衝撃が柔らかく、手首や手のひらへの負担を感じにくいこと、打突の感触が手に伝わりやすいことが好まれ、高段者や試合に出る選手が愛用することも多い竹です。

真竹は繊維が緻密で、割れやささくれが起きにくいとされています。天然素材なので1本ごとに竹目や色合いが異なり、使い込むほど愛着がわくのも魅力です。一方で、竹刀に適した真竹は採れる量が限られるため、価格は桂竹より高めになります。日本産の真竹を使った竹刀は、さらに高価になる傾向があります。

真竹の竹刀は、試合や昇段審査のための1本として、あるいは稽古用の桂竹と使い分ける形で取り入れる方が多くいます。

目的別の選び方

初心者・子ども

まずは桂竹の竹刀を2〜3本用意しましょう。打ち方が安定するまでは竹刀が傷みやすく、交換の頻度も高くなります。小学生用の竹刀にもSSPシール付きのものがあり、大会で求められる場合があるため、所属先に確認しておくと安心です。

部活動や毎日の稽古が多い学生

稽古用は桂竹、試合用は真竹という使い分けがおすすめです。消耗の激しい稽古で真竹を使い続けると費用がかさむため、場面で分けることで費用と打ち心地を両立できます。

社会人・高段者

稽古の回数が限られる社会人は、1本を長く使えて打ち心地のよい真竹を選ぶ方も多くいます。昇段審査に向けては、手になじんだ竹刀で臨めるよう、早めに用意して使い慣らしておきましょう。

BUSHIZOで選べる真竹の竹刀

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竹の種類より大切な点検と手入れ

桂竹でも真竹でも、竹刀は使えば必ず傷みます。安全に使うために、次の点を習慣にしましょう。

  1. 稽古の前後に、竹のささくれ・割れ・先革の破れ・弦のゆるみがないか確認する
  2. 小さなささくれは竹刀削りやサンドペーパーで整え、竹刀油を薄く塗る
  3. 割れや大きな欠けがある竹刀は使わない
  4. 複数本を交互に使い、1本に負担を集中させない

竹の破片は相手の面金のすき間から入り、目などを傷つける危険があります。素材に関係なく、点検と手入れは剣道をする人の責任です。

また、試合で使う竹刀は、素材にかかわらず長さ・重さ・太さなどの基準を満たす必要があります。基準の詳細と試合前の検量については試合の竹刀検量とは|長さ・重さ・太さの基準と不合格を防ぐ準備で解説しています。

よくある質問

初心者は桂竹と真竹のどちらを選べばよいですか?

最初は価格が手ごろな桂竹の竹刀がおすすめです。初心者のうちは竹刀を床に当てたり打ち方が安定しなかったりして傷みやすいため、手入れの仕方を覚えながら2〜3本を使い回すほうが安全で経済的です。

真竹の竹刀は本当に長持ちしますか?

真竹は繊維が緻密でしなやかなため、割れやささくれが起きにくいとされます。ただし天然素材なので個体差があり、打ち方や手入れによっても寿命は変わります。どちらの竹でも、使用前の点検とささくれの手入れは欠かせません。

試合や審査では真竹を使わないといけませんか?

いいえ。全日本剣道連盟の試合・審判細則が定めるのは竹刀の構造・長さ・重さ・太さなどで、桂竹か真竹かの指定はありません。基準を満たしていれば、どちらの竹刀でも使えます。

竹刀を長持ちさせるにはどうすればよいですか?

稽古の前後にささくれや割れがないか確認し、小さなささくれは竹刀削りやサンドペーパーで整えます。竹刀油を薄く塗って乾燥を防ぎ、複数本を交互に使うのも効果的です。割れが見つかった竹刀は使わず、交換してください。

まとめ

桂竹は価格が手ごろでしっかりした手応えがあり、日々の稽古や初心者に向いています。真竹はしなやかで打ち心地がよく、割れやささくれが起きにくい分、価格は高めで試合や審査用に選ばれることが多い素材です。稽古用と試合用で使い分けると、費用と使い心地のバランスが取りやすくなります。

BUSHIZOでは桂竹の竹刀と真竹の竹刀をそれぞれ多数取りそろえています。形や柄の太さで迷ったら、渋谷のショールームで実際に握り比べてみてください。

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