中学生の剣道防具の選び方|部活で3年間使える一式とサイズ・予算

中学生の剣道防具は「面と小手は今の体に合わせ、胴と垂は成長を少し見込む」のが基本です。部活で3年間使うなら、6mm前後のミシン刺または織刺の防具セットが、丈夫さ・重さ・価格のバランスが良く選ばれやすい一式です。予算は税込5万円前後から10万円前後が中心になります。

この記事では、中学で剣道部に入った生徒や保護者に向けて、防具を買うタイミング、サイズの考え方、刺し方と素材、予算の目安、そして3年間長持ちさせるコツまでを、剣道具専門店の立場から整理します。

目次

  • 中学生が自分の防具を買うタイミング
  • 3年間使える防具の条件
  • 部位別のサイズの考え方
  • 刺し方・素材の選び方と予算
  • 竹刀も中学生の基準に変わる
  • 3年間長持ちさせる手入れ
  • よくある質問

中学生が自分の防具を買うタイミング

中学校の剣道部では、入部直後は素振りや足さばきなどの基本練習が中心で、防具を着けた打ち込み稽古はその後に始まるのが一般的です。学校によっては部の貸し防具がありますが、多くの部員が共用してきたものはサイズが合わず、においや傷みが気になることも少なくありません。

専門店スタッフとしては、「部活を続けると決めた時点」で自分の防具をそろえることをすすめることが多いです。面が頭に合っていないと、打たれたときに面金や面布団がずれて衝撃が頭に伝わりやすくなります。小手が大きすぎると竹刀を握る感覚が鈍り、手首を痛める原因にもなります。体に合った防具は、上達のためだけでなく安全のための道具でもあります。

小学生から剣道を続けている場合は、中学入学のタイミングが買い替えの好機です。少年用の防具は中学生の体格や打突の強さに対して小さく、薄いことがあるためです。顧問の先生から指定がある部もあるので、購入前に確認しておくと安心です。

部活で3年間使える防具の条件

中学生の防具選びで大切なのは、「3年間の稽古量に耐える丈夫さ」と「重すぎないこと」の両立です。部活では週5〜6日稽古する学校もあり、大人の週1〜2回の稽古とは消耗の速さが違います。

  • 布団の刺しと厚み:6mm前後の刺し幅は、衝撃吸収と動きやすさのバランスがとれた定番の仕様です。
  • 小手の手の内:最も傷みやすい部分です。手の内が交換できる構造か、補修に対応しているかを確認しておくと、穴が空いたときに小手ごと買い替えずに済みます。
  • 洗える・乾きやすい素材:汗の量が多い中学生には、ジャージ素材や洗濯に対応した防具も現実的な選択肢です。
  • 修理・部品交換のしやすさ:面紐、胴紐、乳革などは消耗品です。部品が手に入りやすい定番品は長く使えます。

反対に、軽さだけを追求した極端に薄い防具や、見た目重視で布団が硬すぎる防具は、初めての一式としては使いこなしにくい場合があります。試合で勝つための実戦型の防具に興味が出てくるのは、多くの場合2年生以降です。最初の一式は「基本を身につける3年間の相棒」と考えるとよいでしょう。

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部位別のサイズの考え方

中学生は成長期のため、「大きめを買えば長く使える」と考えがちです。しかし、部位によって大きめにしてよいもの、してはいけないものがあります。

部位 測る場所 成長への考え方
面 頭囲、顔の縦の長さ(あごから額) 今の頭に合わせる。大きすぎると視界と打突部位がずれ危険
小手 手の大きさ(手のひらの長さ・幅) 今の手に合わせる。大きすぎると竹刀操作がしにくい
胴 身長・胴回り(胸囲・腹囲) 多少の成長を見込める。胸の高さは胴紐で調整できる
垂 胴回り(腰回り) 垂紐で調整できるため、成長を見込みやすい

面は、着けたときに面金の物見(目の高さにある広めの格子のすき間)から自然に前が見えること、あごが面の「あご」部分にきちんと収まることが目安です。小手は、握ったときに指先が小手の頭に当たって窮屈にならず、かといって中で手が泳がない大きさが理想です。

胴は、着けたときに胴の下端がへそより少し下にくる程度が目安で、胴紐の結び方で高さを調整します。胴のサイズについては剣道の胴のサイズの選び方|身長・体重・胴回りから決める方法で詳しく解説しています。採寸はメジャーで2人1組で行うと正確です。BUSHIZOでは身長・体重・胴回りなどを伝えていただければ、サイズの相談に応じています。

刺し方・素材の選び方と予算の目安

防具の価格は、主に「刺し方(手刺・ミシン刺・織刺)」「刺し幅(mmや分)」「素材(綿・ジャージ・人工皮革・鹿革)」「製造国」で決まります。中学生の一式としてよく選ばれる組み合わせを、予算帯ごとに整理すると次のようになります。

予算帯(税込) よくある仕様 向いている人
5万円前後 6mm前後のミシン刺・織刺、稽古用 初めて防具を買う、予算を抑えたい
7万〜12万円前後 実戦型の6〜8mm刺、洗える仕様、国内メーカー品 3年間しっかり使い込みたい、試合にも出たい
14万円以上 国産・細かい刺し・高級素材 高校以降も長く使う前提、こだわりたい

価格帯ごとの違いは剣道防具の値段相場|初心者用から高段者用まで価格帯別に解説でも詳しく解説しています。手刺の防具は職人が一針ずつ刺すため高価で、成長によるサイズ変更も考えると中学生の最初の一式には必須ではありません。織刺は織機で刺し目を表現した生地で、軽くて丈夫なものが多く、稽古量の多い部活生と相性が良い仕様です。

また、防具袋・竹刀袋・面タオル(手ぬぐい)・小手の手入れ用品などもそろえる必要があるため、防具本体以外に数千円〜1万円程度の予算を見ておくと安心です。防具セットに防具袋が付属するかどうかも商品ページで確認しましょう。

竹刀も中学生の基準に変わる

中学生になると、試合で使う竹刀にも基準があります。全日本剣道連盟の竹刀の基準では、中学生は長さ114cm以下(男女共通)、重さは男子440g以上・女子400g以上(鍔を含まない)、先端部の最小直径は男子25mm以上・女子24mm以上と定められています。一般に「37」と呼ばれるサイズが中学生用にあたります。

小学生用の竹刀は中学の試合では使えないため、入学時に防具と一緒に買い替えるのが一般的です。竹刀の型や重さの選び方は竹刀の選び方完全ガイド|サイズ・重さ・型・竹の種類を専門店が解説で解説しています。

3年間長持ちさせる手入れ

同じ防具でも、手入れ次第で傷み方が大きく変わります。中学生の部活で特に意識したいのは次の3点です。

  1. 稽古後はすぐ防具袋から出して陰干しする:袋に入れっぱなしにすると汗が乾かず、においとカビ、革の硬化の原因になります。
  2. 小手の手の内は毎回乾かす:手の内は汗で傷みやすく、乾燥不足が穴あきの原因になります。
  3. 紐や部品の切れかけを早めに交換する:面紐や胴紐が稽古中に切れると危険です。

洗える防具の場合でも、洗い方を間違えると縮みや型崩れにつながります。自宅での洗い方は剣道防具の洗い方|面・小手・胴・垂を自宅で洗う手順と乾かし方にまとめています。汚れやにおいがひどい場合は、防具専門のクリーニングサービスを利用する方法もあります。

小手だけ買い替えたいときは

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よくある質問

中学入学時に防具は買うべきですか?部活の貸し防具ではだめですか?

貸し防具でも稽古はできますが、サイズが合わない面や小手は打たれたときに痛く、ケガにもつながります。入部して続けると決まった段階、遅くとも本格的に打ち合う稽古が始まる前に自分の防具をそろえる人が多いです。

身長が伸びるので大きめのサイズを買ってもいいですか?

面と小手は大きすぎると視界がずれたり竹刀操作がしにくくなったりするため、今の頭囲・手の大きさに合わせます。胴と垂は多少の調整ができるので、成長を見込んで選ぶ余地があります。迷う場合は採寸値を伝えて専門店に相談してください。

中学生の防具セットの予算はどれくらいですか?

部活で3年間使う一式なら、税込5万円前後の稽古用セットから、10万円前後の実戦型・国産セットまでが中心です。価格の違いは刺しの細かさ・素材・製造国などによります。

手刺の防具は中学生に必要ですか?

必須ではありません。中学生はミシン刺や織刺のセットを使う人が大半です。手刺は高価で、成長による買い替えも考えると、まずは丈夫で手入れしやすいものを選ぶ方が現実的です。

まとめ

中学生の剣道防具は、面と小手を今の体にぴったり合わせ、胴と垂は成長を見込んで選ぶのが基本です。部活の稽古量に耐える6mm前後のミシン刺・織刺セットが、3年間使う一式として選ばれやすく、予算は税込5万円前後から10万円前後が中心です。竹刀も中学生基準の37サイズに切り替えましょう。

BUSHIZOでは通販のほか、東京・渋谷のショールームで実物を見比べながら相談できます。サイズに不安があれば、採寸値を添えてお気軽にお問い合わせください。

面だけサイズを合わせ直したいときは

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