📅 公開日:2025年10月19日
✍️ 著者:BUSHIZO渋谷ショールーム店長 工藤
【2025年最新版】剣道初段昇段審査 筆記試験 完全対策ガイド|設問と解答例30選
剣道初段昇段審査の筆記試験、しっかり対策できていますか?
剣道初段の昇段審査を控えている皆さん、筆記試験の準備は万全でしょうか。実技や日本剣道形の練習には熱心に取り組んでいても、筆記試験については「何が出るかわからない」「どう勉強すればいいかわからない」と不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
初段審査では、級審査にはなかった筆記試験が加わります。これは剣道の技術だけでなく、剣道の理念や精神、基本知識を理解しているかを確認するための重要な審査項目です。
⚠️ 重要なお知らせ
本記事は初段審査に特化した内容です。二段以上の審査については、別記事「剣道昇段審査 筆記試験 二段・三段・四段・五段 設問と解答例35選」をご覧ください。内容が重複しないよう、それぞれ特化した情報を掲載しています。
本記事で学べること
- ✓ 初段審査で頻出の30の設問と模範解答
- ✓ 全日本剣道連盟が推奨する解答のポイント
- ✓ 審査当日の心構えと時間配分
- ✓ 合格するための具体的な対策方法
- ✓ 都道府県別の出題形式の違い
📑 目次
- 初段昇段審査の概要
- 筆記試験の出題形式と対策
- 設問と解答例30選
- 1. 剣道の理念・目的に関する設問(問1-7)
- 2. 基本動作・技術に関する設問(問8-16)
- 3. 用具・装備に関する設問(問17-19)
- 4. 日本剣道形に関する設問(問20-22)
- 5. 試合・審判に関する設問(問23-26)
- 6. 稽古法・心構えに関する設問(問27-30)
- 審査合格のための5つのポイント
- 審査当日の流れと注意点
- よくある質問Q&A
初段昇段審査の概要
初段審査の受験資格
剣道初段の審査を受けるには、以下の条件を満たす必要があります。
| 項目 | 条件 |
|---|---|
| 前段位 | 一級を取得していること |
| 修業年限 | 一級取得後、原則として規定年限を経過していること (都道府県により異なる場合があります) |
| 年齢・学年 | 中学2年生以上 |
| 所属 | 全日本剣道連盟加盟団体の会員であること |
初段審査の内容
初段審査は以下の3つで構成されます。
- 実技審査:互角稽古(地稽古)を2回実施。気剣体一致した正しい打突、姿勢、気勢などが評価されます
- 日本剣道形:太刀の形1本目から3本目(または5本目)まで実施
- 学科試験(筆記試験):剣道の理念、基本技術、精神面などに関する設問に解答
💡 ワンポイントアドバイス
全日本剣道連盟の審査基準によると、初段は「剣道の基本を修習し、技倆良なる者」とされています。つまり、基本がしっかりできていることが最も重要です。筆記試験も同様に、基本的な知識を正しく理解しているかが問われます。
筆記試験の出題形式と対策
都道府県による出題形式の違い
剣道の昇段審査は都道府県連盟が実施するため、筆記試験の実施方法は地域によって異なります。大きく分けて以下の2つの方式があります。
| 方式 | 内容 | 該当地域例 |
|---|---|---|
| 当日出題方式 | 審査当日に問題が提示され、その場で解答を記述する | 東京都、大阪府など |
| 事前レポート方式 | 事前に問題が配布され、解答を準備して審査当日に提出する | 神奈川県、埼玉県など |
⚠️ 必ず確認してください
受審する都道府県の実施要項を必ず確認しましょう。出題形式だけでなく、文字数制限、解答用紙のサイズなども異なる場合があります。各都道府県剣道連盟のウェブサイトや、所属道場の先生に確認することをお勧めします。
筆記試験の評価ポイント
筆記試験では以下の点が評価されます。
- 内容の正確性:剣道の理念や技術について正しく理解しているか
- 論理的な説明:質問に対して筋道を立てて説明できているか
- 文字の丁寧さ:読みやすい字で書かれているか
- 剣道への理解:単なる暗記ではなく、自分の言葉で説明できているか
設問と解答例30選
ここからは、初段審査で頻出する30の設問とその解答例をご紹介します。解答例は全日本剣道連盟の指針に基づいていますが、自分の言葉で表現することも大切です。
1. 剣道の理念・目的に関する設問
【問1】剣道の理念について述べなさい
【解答例】
剣道は、剣の理法の修練による人間形成の道である。
💡 ポイント:これは一字一句正確に暗記する必要があります。全段位共通で最も重要な設問です。
【問2】剣道修業の目的について述べなさい
【解答例】
剣道は、剣の理法の修練による人間形成の道であり、日本の歴史とともに私たちの先祖が長い間努力と工夫をこらして実生活の中に取り入れ、その尊い経験から生み出された日本独自の運動文化です。
剣道修業の目的は、まず第一に技を身につけること、第二に身体を鍛えること、第三に心をみがくことです。剣道は、ただ竹刀で打ち合い勝敗を競うだけの競技ではなく、剣道を通じて健全な身体と心、正しい礼儀を身につけるために稽古するものです。そして、剣道の稽古で身につけたものは、剣道を離れた普段の生活のさまざまな場面でも生きていくようにしなければなりません。
【問3】剣道を始めた動機について述べなさい
【解答例】
これは個人の経験に基づく設問です。正解はありませんが、以下のような内容を率直に書くとよいでしょう。
- 「健康な身体をつくりたいと思ったから」
- 「強い意志を持つ人間になりたいと思ったから」
- 「親や先生に勧められたから」
- 「礼儀正しい人間になりたいと思ったから」
- 「日本の伝統文化に興味があったから」
💡 ポイント:自分の本当の気持ちを素直に書きましょう。形式的な回答よりも、自分の経験に基づいた率直な内容が評価されます。
【問4】剣道の効果について述べなさい
【解答例】
剣道を稽古すると、技が身につくとともに、身体的・精神的・社会的に多くの効果があります。
身体的効果:姿勢が正しくなる、動作が機敏になる、持久力がつく、心肺機能が向上する
精神的効果:努力と忍耐の習慣がつく、集中力・決断力・自主性が養われる、困難に立ち向かう精神力が身につく
社会的効果:礼儀が正しくなる、相手の動きや気持ちを観察する能力が養われる、協調性が身につく、安全に対する能力が高められる
【問5】稽古の心構えについて述べなさい
【解答例】
「稽」は「考える」という意味で、「稽古」の本来の意味は「古(いにしえ)を考える」「昔のことを調べ、今なすべきことを知る」です。そこから派生して、武術を学んだり習ったりすることにも「稽古」が用いられるようになりました。
ですから、漫然と稽古するのではなく、長期的な目標や短期間の課題を持って、常に旺盛な気力で積極的かつ真剣に取り組むことが大切です。また、独りよがりにならず、教えられたことを素直に受けとめ、礼儀作法を重んじることも必要です。さらに、稽古の後は必ず反省をして、今後のために工夫や研究をする姿勢が大事です。
【問6】基本の大切さについて述べなさい
【解答例】
各種の芸道やスポーツにおける高度な技術や表現は、すべて基本の習熟によって発揮されるものであり、剣道でも上達するためには基本が大切です。基本をしっかり身につけることで、技術に無駄がなくなり、効率的で正確な技術が身につくようになります。また、基本ができていれば、どのような状況でも対応できる応用力が生まれます。
【問7】剣道で礼儀を大切にする理由について述べなさい
【解答例】
剣道は対人競技であるので、ややもすると闘争本能をむき出しにしてしまう場合があります。このような闘争本能を人間として制御するところに、剣道における礼の意義があります。そのため、剣道では昔から「礼に始まり、礼に終わる」と厳しく教えられ実践されてきました。
剣道を修練する上で、共に稽古する先生や仲間は、互いに心を錬り身体を鍛え技を磨くための良き協力者ですから、互いに人格を尊重し感謝の気持ちを忘れずに、端正な姿勢をもって礼儀正しくすることが、剣道にとってとても大切なことです。
2. 基本動作・技術に関する設問
【問8】剣道における三とおりの礼について説明しなさい
【解答例】
剣道には三とおりの礼があります。立った姿勢でおじぎをする立礼が二とおりと、正座の姿勢からおじぎをする座礼が一とおりです。
上席に対する礼:立った姿勢で上体を約30度前傾して行う礼
試合や稽古の際の互いの礼:立った姿勢で上体を約15度前傾し、相手に注目して行う目礼
座礼:正座の姿勢から上体を前傾しつつ、同時に両手を「ハの字」の形にして床につけ、その中心に鼻先を向け、静かに頭を下げる。一呼吸おいて両手を同時に床から離し、元の姿勢に戻る
どの礼であっても、真心をこめ、節度をもって折り目正しく行うようにします。
【問9】竹刀の構え方と納め方について説明しなさい
【解答例】
構え方:右足を少し前に出し、右手で竹刀の鍔元を下から握り、蹲踞しながら斜め上より竹刀を抜き、左手で柄頭を握って抜き合わせ、左足を引きつけて蹲踞します。その後立ち上がって中段の構えになります。
納め方:中段の構えから蹲踞し、左手を竹刀から離して腰にとり、右手で剣先を左上から後方に回し、弦を下にして左腰に当てます。その竹刀を左手で握り、右手は軽く右ももに置いて立ち上がり、帯刀の姿勢になります。
いずれも、相手と合気になって行うことが大切です。
【問10】剣道における間合いについて説明しなさい
【解答例】
間合いとは、自分と相手との距離のことです。間合いには一足一刀の間合、遠い間合、近い間合の3つがあります。
一足一刀の間合:剣道の基本となる間合。一歩踏み込めば相手を打突でき、一歩下がれば相手の打突をかわすことができる距離のこと
遠い間合(遠間):相手との距離が一足一刀の間合より遠い間合で、相手が打ち込んできても届かないが、同時に自分の打突も届かない距離のこと
近い間合(近間):相手との距離が一足一刀の間合よりも近い間合で、自分の打ちが簡単に届くかわりに、相手の打突も自分に届く距離のこと
【問11】足さばきについて説明しなさい
【解答例】
剣道で使われる足さばきには、歩み足、送り足、開き足、継ぎ足の4種類があります。
歩み足:前後に遠く速く移動する場合の足の使い方
送り足:前後左右斜め方向に近く速く移動する場合や、打突するときの足の使い方。剣道で最も多用される
開き足:相手の打突に対して体をかわしながら打突したり受けたりする場合の足の使い方
継ぎ足:遠い間合から打突する場合の足さばきで、一歩目を小さく踏み出し、二歩目で大きく踏み込む
【問12】切り返しの目的を述べなさい
【解答例】
切り返しは、正面打ちと連続左右面打ちを組み合わせて、基本動作を総合的に練習するためのものです。構えや姿勢、打ちの刃筋や手の内、足さばき、間合のとり方、呼吸法の修得、さらには筋力や気力の強化、気剣体一致の打突の修得を目的としています。稽古の始まりと終わりに必ず行い、準備運動・整理運動の役割も果たします。
【問13】切り返しの方法を述べなさい
【解答例】
一足一刀の間合から最初に正面を打ち、直ちに前進しながら左右面を4本(左→右→左→右)、後退しながら5本(左→右→左→右→左)打ち、その後後退しながら間合をとって一足一刀の間合から正面を打ちます。これを1回として、通常は2回行います。また、熟練度によって左右面の本数は元立ちの指導によって行う場合もあります。
【問14】剣道の打突部位をあげなさい
【解答例】
剣道試合・審判規則において、打突部位は次の通りに定められています。
面:正面および左右面(こめかみ部以上)
小手:中段の構えの場合は右小手(左手前の時は左小手)、中段以外の構えの時は左小手または右小手
胴:右胴および左胴
突き:突き垂(中学生以下は突きは禁止)
【問15】体当たりについて述べなさい
【解答例】
体当たりとは、打突後の余勢で自分の身体を相手に当てて、相手の体勢を崩して打突の機会を作る動作のことです。身体を相手にぶつけると同時に、両手の拳を相手の下腹部からすくい上げるようにして当たり、相手の気勢をくじくとともに相手の体勢をも崩し、そこをすかさず打突できるようにします。
【問16】中段の構えで注意することを書きなさい
【解答例】
中段の構えの際に気をつけることは次の5つです。
- 両肩を落として背筋を伸ばす
- 背筋を立てて顎を引く
- 腰を入れて下腹部にやや力を入れる
- 両膝を伸ばして重心を両足の中間にかけて立つ
- 目は全体を見つめる(遠山の目付け)
3. 用具・装備に関する設問
【問17】竹刀を点検するときの要点を書きなさい
【解答例】
- 先革が破れていないか、サイズは適切か
- 中結が切れたり緩んでいないか、剣先から全長の約1/4の位置にあるか
- 弦が緩んでいないか
- 竹片にささくれや割れ、亀裂がないか。カーボン竹刀の場合は繊維の露出がないか
- 柄革が破れていないか
💡 ポイント:安全面から非常に重要な項目です。審査前には必ず竹刀の点検を行いましょう。
【問18】使ってはいけない竹刀とはどのような竹刀か説明しなさい
【解答例】
- 試合・審判規則に明示されている竹刀の基準(長さ・重さ・太さ)以外のものを使用すること
- 竹片がささくれたり、折損や亀裂などがあるもの
- 中結が切れていたり、先革や柄革が破れているなど、付属品に破損があるもの
- 規格にあった付属品を正しく使用していないもので、先革の長さやその直径が基準より小さいもの
- 中結を剣先より全長の約1/4の位置に固定していないもの
【問19】素振りの種類を4つ書きなさい
【解答例】
素振りには次の4つがあります。
- 上下素振り(正面素振り)
- 斜め振り(左右斜め素振り)
- 空間打突(面・小手・胴などの打突を空間で行う)
- 跳躍素振り(ジャンプしながら行う素振り)
4. 日本剣道形に関する設問
【問20】日本剣道形で使われている五つの構えについて書きなさい
【解答例】
日本剣道形の太刀の構えは次の5つです。
中段の構え:すべての構えの基礎となる構えで、攻防に最も適した構え
上段の構え:太刀を頭上に振りかぶり、相手の気を圧して捨て身で攻撃する性格を持つ構え。諸手左上段と諸手右上段があります
下段の構え:剣先を下げて自分の身を守りながら、相手の変化に応じて攻撃に転ずる構え
八相の構え:太刀を大きく右肩にとり、相手の動作を監視しながら相手の出方によって攻撃に出る構え
脇構え:半身になりながら太刀を右脇にとり、相手の動作を確認しながら臨機応変に攻撃に転ずる構え
【問21】日本剣道形を実施するときの足さばきで気をつけることを書きなさい
【解答例】
- 足さばきはすべて「すり足」で行い、「踏み込み足」は用いません。重心は上下にぶれないようにして滑らかに行います
- 足の運びは、前進するときは前足から、後退するときは後ろ足から行うことを原則とします
- 足のさばきは、原則として片方の足を動かしたら他方もそれに伴うようにします。特に打突時の後ろ足は残さず、前足に引きつけることを忘れないように気をつけます
【問22】日本剣道形1本目から3本目までの打太刀は仕太刀のどこを打つか
【解答例】
1本目:打太刀は仕太刀の正面(面)を打つ
2本目:打太刀は仕太刀の右小手を打つ
3本目:打太刀は仕太刀のみぞおち(鳩尾)を突く
5. 試合・審判に関する設問
【問23】有効打突について説明しなさい
【解答例】
有効打突とは、充実した気勢、適正な姿勢をもって、竹刀の打突部で打突部位を刃筋正しく打突し、残心あるものをいいます。これを「気剣体一致の打突」といい、気合(気勢)、竹刀の働き(打突)、体捌き(姿勢)の三つが一致していなければ有効打突とは認められません。
【問24】正しい鍔ぜり合いについて説明しなさい
【解答例】
鍔ぜり合いとは、相手を攻撃したり相手が攻撃してきたりした時に、間合が接近して鍔と鍔がせりあった状態をいいます。
自分の竹刀を少し右斜めにして手元を下げ、下腹部に力を入れて自分の身体の中心を確実に保つようにします。お互いの鍔と鍔がせりあう中で、手元の変化や体勢の崩れから打突の機会を作っていきます。
注意すること:
- 手元を下げ、下腹部に力を入れて腰を十分伸ばす
- 首を真っ直ぐに保ち、相手と丈比べをする気持ちで相対し、身体が前傾しないようにする
- お互いの鍔と鍔がせり合うようにする
- 相手の肩に竹刀をかけたり、刃部を身体にかけたりしない
- 必要以上に力んだり、気を抜いて休んだりしない
- 積極的に技を出すか分かれるようにする
【問25】試合に臨む心構えについて述べなさい
【解答例】
試合をするときは、勝敗のみにこだわらないで、対戦相手の人格を尊重し、正しい姿勢や態度、充実した気勢をもって、正々堂々と公明正大に競い合う心構えが大切です。また、試合は日頃の稽古の成果を発揮する場であり、自分の剣道を見つめ直す機会でもあります。勝っても驕らず、負けても腐らず、常に向上心を持って臨むことが重要です。
【問26】剣道試合・審判規則での禁止行為を5項目書きなさい
【解答例】
以下の中から5項目を選び解答します。
- 薬物を使用する
- 審判員および相手に対し、非礼な言動をする
- 定められた以外の用具(不正用具)を使用する
- 相手に足を掛けまたは払う
- 相手を不当に場外に出す
- 試合中に場外に出る
- 自己の竹刀を落とす
- 不正な中止要請をする
- 相手に手を掛けまたは抱き込む
- 相手の竹刀を握るまたは自分の竹刀の刃部を握る
- 相手の竹刀を抱える
- 相手の肩に故意に竹刀をかける
- 倒れたとき、相手の攻撃に対応することなくうつ伏せなどになる
- 故意に時間を空費する
- 不当な鍔ぜり合いおよび打突をする
6. 稽古法・心構えに関する設問
【問27】剣道の稽古に入る前の注意事項について述べなさい
【解答例】
自分自身の体調を確認し、手足の爪を短く切り、準備運動を十分に行うことが大切です。竹刀は先革・中結・竹片の状態を点検し、剣道具は紐や革が切れていないか確認します。袴や道着の破れもチェックし、着装を整えます。また、稽古場所の安全確認も重要で、床に水がこぼれていないか、障害物がないかなども確認します。
【問28】剣道における掛け声の効果について述べなさい
【解答例】
剣道における掛け声の効果は次のようなものです。
- 自分の気力を充実させる
- 相手を威圧する
- 自分の力を集中して、より以上の勢いと力を発揮させる
- 気剣体の一致をはかり、打突を正確にさせる
- 打突の機会を明確にする
【問29】気剣体一致について説明しなさい
【解答例】
気とは気力、剣は竹刀操作、体は体捌きと体勢のことです。主に打突動作に関する教えで、これらがタイミングよく調和し一体となった時に有効打突となります。
具体的には、充実した気勢(大きな声)、正確な竹刀操作(打突部位を刃筋正しく打つ)、適正な体勢(正しい踏み込み)の三つが同時に満たされている打突のことを指します。
【問30】残心について説明しなさい
【解答例】
残心とは、打突した後でも油断することなく、相手の反撃に対応できる身構えと気構えのことです。
具体的には次のことを指します。
- 打突後に間合をとって、相手の反撃に備える
- 打突後に適正な間合が取れない場合、自分の剣先を相手の中心につけるようにして相手の反撃に備える
なお、残心のないものは有効打突にはならないので、残心をとることを忘れないようにしなければなりません。
審査合格のための5つのポイント
✅ 合格への確実なステップ
1. 重要キーワードを確実に暗記する
「剣道の理念」「気剣体一致」「有効打突」など、頻出の重要用語は一字一句正確に暗記しましょう。これらは剣道の根幹をなす概念であり、審査でも必ず問われます。
2. 自分の言葉で説明できるようにする
単なる暗記ではなく、内容を理解した上で自分の言葉で説明できることが重要です。「なぜそうなのか」を理解していれば、言い回しが多少違っても正しく説明できます。
3. 日頃の稽古と結びつける
筆記試験で学んだことを日頃の稽古で意識し、体で理解することが大切です。理論と実践が結びつくことで、より深い理解が得られます。
4. 丁寧な字で書く
読みやすい字で書くことは、審査員への礼儀でもあります。乱雑な字は内容が良くても印象を損ないます。落ち着いて丁寧に書きましょう。
5. 時間配分に注意する
当日出題方式の場合は、全問に回答できるよう時間配分に気をつけましょう。見直しの時間も考慮して計画的に解答します。
審査当日の流れと注意点
審査前日の準備
審査前日は以下の点を確認しましょう。
- 竹刀のチェック:ささくれ、割れ、先革・中結の状態を確認
- 剣道具の確認:小手紐の長さ、面紐の結び方、垂の番号
- 忘れ物チェック:手拭い、剣道着、袴、つば止め、木刀
- 筆記用具:黒または青のボールペン、消せるペンは不可
- 体調管理:十分な睡眠をとる
審査当日の流れ
| 時間 | 内容 | 注意点 |
|---|---|---|
| 早めに到着 | 受付、受験番号確認 | 余裕を持って到着し、会場の雰囲気に慣れる |
| 実技審査 | 互角稽古2回 | 気合を出し、前に出て攻める姿勢を見せる |
| 日本剣道形 | 太刀の形1〜3本目 | 事前に相手と確認・練習しておく |
| 筆記試験 | 設問に解答 | 時間配分に注意、丁寧な字で書く |
💡 日本剣道形のパートナー確認
日本剣道形は受験番号順に組み合わせが決まります(偶数番号は前の番号、奇数番号は次の番号と組む)。事前に相手を確認し、打太刀・仕太刀の役割を決めて練習しておきましょう。初対面の相手でもタイミングを合わせられるよう、声を掛け合うことが大切です。
実技審査での心構え
初段の実技審査で最も重要なポイントは以下の通りです。
- 大きな声(気合)を出す:始めの合図で「ヤァァァ!」と大きく
- 前に出て攻める:下がらず、常に攻めの姿勢を見せる
- 基本に忠実な打突:面を中心に、正しい打ち方で
- 残心を忘れない:打突後の間合と気構え
- 試合ではない:打たれても気にせず、自分の剣道を見せる
⚠️ 審査は試合ではありません
初段審査の実技は、勝ち負けを競う試合ではありません。審査員は基本動作、姿勢、気勢、礼儀などを総合的に評価します。打たれることを恐れて守りに入るのではなく、積極的に前に出て自分のベストな剣道を見せることが重要です。
よくある質問Q&A
Q1. 筆記試験の文字数に制限はありますか?
A. 都道府県によって異なります。原稿用紙が配られる場合は用紙一杯に書くのが基本ですが、簡潔に要点をまとめることも重要です。一般的には200〜400字程度で収まるよう意識しましょう。
Q2. 解答は暗記した通りでないとダメですか?
A. いいえ。重要なのは内容を正しく理解していることです。「剣道の理念」のような定型文は正確に書く必要がありますが、説明問題は自分の言葉で表現しても問題ありません。むしろ、自分の経験と結びつけた説明の方が評価されることもあります。
Q3. 筆記試験で不合格になることはありますか?
A. 初段審査の場合、筆記試験だけで不合格になるケースは少ないですが、白紙や極端に内容が不足している場合は不合格の要因となります。基本的な知識をしっかり準備していれば心配ありません。
Q4. 事前レポート方式の場合、他人に書いてもらってもいいですか?
A. 絶対にいけません。審査は自分の実力を証明するものです。また、審査員は長年の経験から、本人が書いたものかどうかを見抜くことができます。必ず自分で準備しましょう。
Q5. 日本剣道形で間違えたらどうなりますか?
A. 初段審査の場合、多少の間違いがあっても致命的にはなりません。重要なのは間違えた時の対応です。途中で止まったり相談したりせず、そのまま続けることが大切です。相手と呼吸を合わせ、最後まで堂々と行いましょう。
Q6. 実技審査で2本とも面を打ってもいいですか?
A. 問題ありません。初段審査では、正しい基本打突ができているかが重要です。面打ちを中心に、気剣体一致した打突を見せることが大切です。無理に小手や胴を狙う必要はありません。
Q7. 審査の合格率はどのくらいですか?
A. 都道府県や時期によって異なりますが、初段審査の合格率は一般的に60〜80%程度です。しっかり準備をしていれば、多くの方が合格できる水準です。
Q8. 審査結果はいつわかりますか?
A. 審査当日に発表される場合と、後日郵送される場合があります。都道府県によって異なりますので、受審する連盟の要項を確認してください。
まとめ:初段合格への道
剣道初段の昇段審査は、級審査とは異なり、筆記試験という新たな要素が加わります。しかし、本記事で紹介した30の設問と解答例をしっかり理解し、日頃の稽古で実践していれば、決して難しいものではありません。
🎯 合格への3つの心構え
1. 理解すること
丸暗記ではなく、「なぜそうなのか」「どういう意味なのか」を理解しましょう。理解していれば、多少言い回しが違っても正しく説明できます。
2. 実践と結びつけること
理論だけでなく、日頃の稽古でそれを意識し体で理解することが大切です。実技審査でも、筆記試験で学んだことが活きてきます。
3. 礼儀を忘れないこと
剣道は「礼に始まり礼に終わる」武道です。審査当日は、受付から帰るまで、すべての場面で礼儀正しく振る舞いましょう。それも審査の一部です。
初段に合格すれば、晴れてあなたも「有段者」の仲間入りです。剣道の新たなステージが始まります。本記事が皆様の審査合格の一助となれば幸いです。
BUSHIZO一同、皆様の昇段審査合格を心よりお祈り申し上げます。
審査に向けた準備はお済みですか?
BUSHIZOでは、審査に必要な剣道具を全て取り揃えています。オンラインショップはもちろん、渋谷・仙台のショールームで実際に手に取ってご覧いただけます。
ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。経験豊富なスタッフが、審査対策から防具選びまで丁寧にサポートいたします。
関連記事
二段以上の審査 設問と解答例35選
初段合格後は二段を目指しましょう。より高度な理解が求められます。
審査用防具セット
昇段審査に適した防具セットを多数ご用意しています。
審査用道着・袴
審査では身だしなみも重要。きれいな道着・袴で臨みましょう。
© 2025 BUSHIZO. All rights reserved.
防具セット
面
小手
胴
垂
道着
袴
竹刀
木刀
防具袋
竹刀袋
小物
ギフト
書籍・DVD
クリーニング
防具修理
剣道面マスク
居合道
日本刀・美術刀剣
ミツボシ
東山堂
松勘
日本剣道具製作所
西日本武道具
栄光武道具
信武
武扇
博多屋
松興堂
旗イトウ

お得セット
防具セット
面
小手
胴
垂
道着
袴
竹刀
木刀
防具袋
竹刀袋
小物
ギフト
書籍・DVD
クリーニング
防具修理
剣道面マスク
アウトレット
居合道
日本刀・美術刀剣
ミツボシ
東山堂
松勘
日本剣道具製作所
西日本武道具
栄光武道具
信武
タイヨー産業
武扇
博多屋
松興堂
旗イトウ
インタビュー お役立ち記事
サイズ計測ガイド
GLOBAL SHIPPING GUIDANCE









