剣道を始めたばかりの方の多くが最初に悩むのが、「剣道具(防具)の正しい装着方法」です。
面や胴、小手、垂などを正しく身に着けないと、動きにくくなったり、思わぬケガにつながる危険もあります。
剣道具は、身体を守るだけでなく、剣士としての姿勢を整える大切な道具です。正しく装着することで、稽古や試合での動きが格段に安定し、上達の近道にもなります。
この記事では、初心者でも迷わずできる剣道具の装着方法を、写真がなくても理解できるように丁寧に解説します。
目次
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剣道具の装着が重要な理由
└ 初心者がつまずきやすいポイントと安全面の注意
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防具が届いたら最初に行うセッティング
2-1. 胴紐の取り付け方
2-2. 面紐の取り付け方
- 装着前の準備と正しい姿勢
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剣道具の種類と基本の装着順序
└ 垂 → 胴 → 面 → 小手 の順番で装着
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各防具の正しい装着方法とコツ
5-1. 垂(たれ)の付け方
5-2. 胴(どう)の付け方
5-3. 面(めん)の付け方
5-4. 小手(こて)の付け方
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剣道具の歴史を知ろう
└ 剣道具の起源と発展、素材や製法の進化
防具が届いたらまず行うセッティング
ネット通販などで購入した剣道具には、多くの場合「面紐」や「胴紐」が取り付けられていません。
まずは、各パーツの名称と正しい取り付け方を理解しましょう。
1.胴紐の取り付け方
胴の上部の輪を「胸乳革」、脇にある4つの輪を「胴乳革」といいます。
胴紐は長い方(胸紐)と短い方(腰紐)の2種類あり、長い方は胴乳革の上段、短い方は胴乳革の下段に取り付けます。
- 胸紐の先端の輪を、胴乳革の上部に通します。
- 胸紐の反対側の端を①の輪に入れ、強く締めて固定します。
- 反対側も同様に取り付け、最後に左右の腰紐も同様に結びます。
ポイント:紐がねじれないように注意し、左右の長さを均等にしておくと美しく仕上がります。
2.面紐の取り付け方
出典:百秀武道具店のウガ店長
面にも「面乳革」と呼ばれる紐通しの革があります。
顔を守る金属部分は「面金」と呼ばれます。
- 面金の下から4本目(13本型なら3本目)の部分に面乳革を通します。
- 面の下側の乳革が上になるように重ねます。
- 重ねた乳革を面紐の輪に通し、もう一方の紐を切れ目に通して引っ張ります。
コツ:最初は少し緩めに結び、実際に面をかぶってから微調整するとフィットしやすいです。
剣道具を装着する前の準備
装着の前には、正座または立膝の姿勢をとって落ち着いて作業しましょう。
慌ててつけると紐がねじれたり、バランスが崩れやすくなります。
剣道具の種類と装着順
剣道具は「面・小手・胴・垂」の4種類です。(全日本剣道連盟規則より)
装着の基本順序は以下の通り:垂 → 胴 → 面 → 小手
各防具の装着方法と注意点
1.垂(たれ)の付け方
垂は腰と下腹部を守る防具です。下腹に力が入りやすいよう、前下がり・後ろ上がりの角度で装着します。
- 中央の大垂を正面に当て、垂紐を後ろへ回します。
- 袴の腰板の上で交差させ、しっかりと締めます。
- 前に戻し、垂の中央下で蝶々結びにします。
ワンポイント:紐をねじらないこと。ねじれは緩みやすさの原因になります。
2.胴(どう)の付け方

胴は胴体と脇を守る防具で、見た目にも個性が出る部分です。
- 胴を胸に当て、胸紐を背中で交差させて胸乳革に通します。
- 紐を1〜2周巻きつけ、しっかりと結びます。
- 脇の下部の腰紐を後ろへ回し、中央で蝶々結びにします。
コツ:締めすぎると呼吸がしづらくなり、緩すぎるとズレます。自然に腕を動かせる程度の締め具合が理想です。
3.面(めん)の付け方

面は頭部と喉を守る最も重要な防具です。装着前に手ぬぐいを頭に巻いて汗を吸わせましょう。
- 面を前からかぶり、顎と額が密着するように調整します。
- 面紐を後頭部で交差させ、しっかりと締めて前へ戻します。
- 面金の上部で交差し、後ろに回して蝶々結びにします。
- 紐のねじれを整え、結び目の長さを左右均等にそろえます。
- 最後に耳の部分に少し隙間を作り、圧迫感を和らげます。
注意:面がズレると視界が悪くなり危険です。練習前に毎回フィット感を確認しましょう。
4.小手(こて)の付け方

小手は手首から肘までを守る防具です。
- 小手頭(手指部分)を持ち、手を差し込みます。
- 指先までしっかり入るように押し込むように装着します。
注意点:肘側の布団を引っ張ってはめると型崩れの原因になります。必ず手の部分を持って装着しましょう。
剣道具の歴史を知ると、装着の意味が深まる
剣道具の原型は、日本刀とともに発展した剣術にあります。
平安時代に生まれ、鎌倉〜戦国の時代を経て、江戸時代に「人を斬る技」から「人を育てる武道」へと進化しました。
江戸後期、直心影流・長沼四郎左衛門国郷が竹刀を使った「打込稽古法」を考案。これが現在の剣道の原型とされています。
彼が剣道具の基礎を作り、後の職人たちによって改良が続けられてきました。
剣道具は鎧兜を基に発展し、軽量化・通気性・安全性を追求して今の形になっています。
現代では鹿革やクラリーノ(人工皮革)などの素材が使われ、職人の手刺しやミシン刺しなど多様な製法が存在します。
まとめ:正しい剣道具の装着で、上達と安全を手に入れよう
以上が、剣道具の正しい装着方法と基本の流れです。
最初は時間がかかりますが、慣れれば数分で装着できるようになります。
防具を正しく着けることで姿勢が整い、集中力も高まります。
安全に稽古を行うためにも、日々の手入れと正しい装着を心がけましょう。
剣道具を正しく装着し、身も心も整えて稽古に臨めば、きっと上達が早くなります。
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