【祝】第66回全日本剣道選手権大会出場!明治大学・山田選手&千田選手インタビュー後編

2018年10月30日 • インタビュー, 学生 • Views: 10605

今回はインタビュー後編となります。BUSHIZO読者の方々から、お二人に聞きたい質問を募集したところたくさんのご質問をいただきました。時間の都合ですべての質問をすることはできませんでしたが、真摯にお答えいただくことができました。

BUSHIZOスタッフも大変勉強になりましたので、お二人の考え方は剣道が強くなりたい方々の一助になることと思います!

※以下の質問は読者の方々からの質問になります。

プロフィール

山田凌平(やまだ・りょうへい)

高校時代に全国高校選抜剣道大会優勝、高校総体優勝、玉竜旗高校剣道大会優勝、全九州剣道大会優勝、魁星旗争奪全国高校大会優勝。大学一年生で世界選手権の代表選手として活躍。二年生時に第64回全日本学生選手権で優勝。来月の第66回全日本選手権に北海道代表として出場予定。

 

千田海(せんだ・かい)

明治大学4年生。仙台育英学園高校在学時、インターハイ個人3位。全日本学生剣道選手権大会で2年時・3年時個人ベスト8。第66回関東学生団体で準優勝。昨年に引き続き、全日本剣道選手権大会の宮城県予選を勝ち抜き、第66回全日本選手権に宮城県代表として出場予定。

 

プレッシャーに打ち勝つ方法は?

千田「今の状況を楽しむということだと思います。プレッシャーのかかる場面で自分に回ってきても『この場面を任されてる俺、すごくないか?」といったように楽しんでいます。『ここで勝ったら俺はヒーローだ』というくらいの気持ちで試合してますね」

 

防具のこだわりポイントは?

山田「私が1番しっくりくるのは神奈川八光堂さんのA-1シリーズの面です。高校2年生の終わりからずっと使わせていただいています。小手は熊本県・源武堂さんの戦氣という小手を使わせていただいています。使っていくうちに柔らかくなるというよりは、最初から柔らかい小手が好きですね」

 

千田「ミツボシさんの防具を使わせていただいています。稽古用が『天』、試合用では『峰』を使用しています」

 

将来の夢はなんですか?

山田「全日本選手権優勝が目標ですが、宮崎正裕先生や内村良一先生のように複数回優勝するのが夢ですね」

 

千田「私も全日本選手権の優勝を目標においています。剣道だけではなく仕事もがんばり文武両道を目指したいと思います」

 

普段の生活で気をつけていることは?

千田「食事の際はできるだけサラダを一緒に取るようにしています。日常生活では人に見られているということを意識して行動しています。私がよくない行動とったらチームに迷惑がかかると思いますので」

 

ーちなみに稽古意外で筋トレはしていますか?

千田「週3回程度は腕立て伏せをするように意識をしています。また、時間があったら剣道のことを考えるようにはしていますね。動画をみたり、イメージトレーニングをしています。それぐらい剣道に没頭しています」

 

山田「私は走り込みはしていますが、筋トレしていないんです。イチロー選手の考え方に影響を受けている部分がありますね。生まれ持った体があるのに、筋肉をつけすぎると体への負荷がかかって怪我をしてしまうという考え方です」

 

ーご自身で開発された独自稽古法はありますか?

千田・山田「独自の稽古法というのはないですが明治大学独自の早素振りはありますよ。足を開き気味にして素振りをします。足への負荷がかかるので、結構きついですね。100本連続でやります。亀井徹先生が来られた時にだけやっている練習方法なのですが代々続けています」

※明治大学伝統の早素振り

 

うまくいかない時はどう対処してますか?

千田「どうしても気が滅入ってしまうのですが、できるだけポジティブに考えるようにしています。『いずれ必ず勝てるようになるから、今は試練の時だ』というような感じですね。剣道の調子には波があると思っています。勝っているときもいずれ負け始める時が来ると思っていますね」

 

山田「九州学院時代の恩師・米田先生からの教えで、『暗いところには暗いものしか来ない』というものがあります。なので、地稽古の際などはどんどん自分から技をだしていき、当たったら自分を密かに誉めます。そうやって自身を客観的に捉えて、喜ばせてあげるという感覚でしょうか。あとは、悪い時期が短いに越したことはないので、自身の悪いところを考え抜いて改善するようにしています」

 

小さく速い面を打つにはどうしたらよいですか?(小学2年生より)

山田「私は北海道釧路市の出身ですが、釧路の恩師に遠間から打つことを教えていただきました。遠間から打つことによって左足の筋力もつきます。足を継がないで打つというのも再三ご指導いただきましたね。遠くの間合いから打つことを意識することが、小さく速く面を打つ一番の近道だと思います。近間の打ちは難しくありませんので」

 

本日は長時間に渡り、ありがとうございました!お二人には全日本選手権出場祈念ということでBUSHIZOオリジナル小手のARMをプレゼントさせていただきます!全日本選手権でのご活躍を祈念いたします!

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