剣道防具の値段相場を徹底解説!検討すべき6つのポイント

2017年6月12日 • お役立ち記事, 剣道防具 • Views: 9439

これから剣道を始める方、ブランクがあって久々に剣道を再開される方、試合用・稽古用を新調されたい方など防具を購入される事情は様々です。防具購入を検討してインターネットで比較しても、価格はほとんど同じだったりするのでなにを検討すべきか分からなくなってしまうことが多いです。

では、防具の相場とは一体どの程度のものなのでしょうか。

今回の記事では、気になる防具の値段や選ぶポイントについて紹介します。

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目次

そもそも防具とは

値段を左右する要因

  • 刺し方
  • 刺し幅
  • 少年用、一般用
  • 実店舗、ネット販売
  • 単品での値段

まとめ

 

そもそも防具とは?

防具とは、面、小手、胴、垂れの4点を指し、それぞれ以下の役割があります。

 

頭部、のどを保護します。顔の部分は特に安全性を考慮し、金属で作られています。金属の素材は、チタンやジェラルミンが用いられることが多いです。

  • 小手

手から腕にかけて保護します。相手の竹刀からの攻撃を防ぎ、自身の竹刀をうまく捌くことができるように作られています。

胸から腹部にかけて、また脇下を保護します。

腰、及び局部を保護します。

防具は身を守るためのものです。選ぶ際には値段ももちろん重要ですが、仕組みを理解し、自分に合ったものを選ぶことが重要です。

値段を左右する要因

防具一式の値段はピンからキリまであり、以下に挙げるような要因で、値段は左右されます。

 

1.刺し方

防具の布団の刺し方には、ミシン刺しと手刺しの2種類があります。

手刺しは人の手で刺していく方法です。手刺しの防具は時間と手間がかかりますので、当然値段もミシン刺しより高くなります。手刺しの防具は高段者や、試合・昇段審査用に使われる方が多いです。1式セットで20万円から30万円程度が多く、80万円を超すような高額なものもあります。

ミシン刺しはその名のとおり、ミシンで刺していく方法です。手刺しに比べ手間がかからず、安価なものが多いです。一式セットで3万円台から購入することも可能でしょう。

ミシン刺しの中でもピッチ刺しという刺し方で作られた防具は、比較的値段が高い傾向にあります。ピッチ刺しは針足を長く刺し上げるのが特徴です。これにより手刺しに近い風合いを出すことを実現し、柔らかさと布団にコシを持たせることができます。面を打たれた際に、衝撃が軽減するといった感覚をもつ方も多いです。

 

2.刺し幅

手刺しの場合は○分○厘、ミシン刺しの場合は○ミリが刺し幅の単位です。この○の数字が小さい程、刺し幅が細かく値段が上がります。例えば2分より1分5厘、6ミリより4ミリの方が刺し幅が細かく、値段が上がります。

通常刺し幅が細かいと芯材をあまり入れられず、衝撃吸収性が弱まります。しかし、良質な芯材を使えば、使用量を減らしても衝撃吸収性を保つことができます。見た目も刺し幅が細かいと仕上がりが美しいです。ただし、その分材料の入れ方も難しくなり、技術力も必要になるため、高価になりがちです。また、刺し幅が細かすぎると、目が詰まってしまうため、柔らかさやコシを出すのが難しくなる傾向にあります。

 

3.革

防具には打突部の補強に革が使われることが多いですが、この革も値段に影響します。

鹿革は伸縮性、通気性、耐久性に優れ、防具への使用が最適です。値段の高い防具のほとんどが、鹿革を使用しています。牛革も多くの防具に使われていますが、鹿革と比べると皮の密度が濃すぎるため、親水性、通気性で劣り、藍の定着が悪かったり、汗が溜まりやすかったりします。

バッファロー革、クラリーノは比較的安価な防具に使われます。バッファロー革を使用した防具はそれ程多くはありませんが、とても硬く通気性も良くないためおすすめできません。

クラリーノは人工皮革のことで、多くの防具に使われています。鹿革に比べ耐久性、伸縮性の面では劣りますが、色落ちがなく汗にも強いです。初心者でそこまで高価なものを求めていない方や、頻繁に洗いたいといった方に向いています。

 

4.少年用、一般用

体格差もあるので一概に言えませんが、一般的に小学生までは少年用防具、中学生以上になると一般用防具へ切り替えていくことが多いです。

少年用防具は成長に伴い買い変えることが多いので、ミシン刺しが主流で、値段も手頃なものが多いです。1式セットで2万円台から購入することもできます。
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一般用防具は用途により、値段も大きく変わります。剣道をこれから始めるという方や、特にこだわりがなく、普段の稽古で使えれば何でも良いという方でしたら、一般用でも1式3万円台から購入可能です。一方で、経験年数が上がると防具へのこだわりも出てきますし、試合や昇段審査を意識し始めると防具の風合いも気になってきます。防具は先に紹介したように、刺し方・刺し幅・使用する革の種類などが値段に大きな影響を与えますので、これらの要素に拘って防具を選び始めると、値段はぐっと上がります。

5.実店舗か、ネット販売か

実店舗に比べ、ネット販売の方が安価に購入できる傾向にあります。


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新素材の使用・生産拠点を国外に移すなど、製造工程の変化により防具自体の値段が昔に比べて下がってきています。ネット販売はこういった現状に加え、流通システムの改善、取扱商品の絞り込みすることでオペレーションコストを軽減し、値段をおさえることを可能にしています。

実店舗に行けば実際に防具を装着できたり、お店の人からアドバイスをもらえたりするメリットがありますが、様々なメーカーの防具を比較したい、できるだけ安く購入したいといった方はネット販売がおすすめです。ネット販売では、小学生でこれから剣道を始めるお子さんや、中高生で剣道部に入部する方向けに、スターターセットや入門セットと称された商品を、多く扱っています。

これらのセットは、防具以外にも剣道を続けていく上で必要なものが網羅されています。剣道着や袴、竹刀袋など10点から20点セットで、4万円から6万円程度で購入できます。何から揃えれば良いか分からない、といった方にはぴったりです。

オーダーメイドなので実店舗でよく相談したい、子どもが部活で始めたけれどいつ辞めるか分からないから安価なものでいいなど、優先したい条件は人それぞれです。実店舗もネット販売も異なるメリットがありますので、状況に応じ賢く使いわけましょう。

 

6.単品での値段

ここまで1式セットでの値段について紹介してきましたが、防具は単品での購入も可能です。それぞれ値段の幅がかなりあります。希少な素材を使用しているもの、職人さんの技術力がいるものなどは、高級になると考えて良いでしょう。

※以下に紹介する値段は、一般用防具の値段です。

 

ミシン刺しで1万5千円から10万円程度です。高くなるほど機能性や耐久性が上がり、飾りの選択もできるようになります。例えば2万円の面は既製品で海外産、曙光の飾りを選ぶことができないのに対し、10万円の面はオーダーメイドですべての仕立てが国産、曙光や顎型を選ぶことができる、といったような違いがでます。

手刺しの場合は最低でも5万円以上、高級なものは20万円程度かかるでしょう。

 

  • 小手

ミシン刺しで5千円から4万円、手刺しで2万円から9万円程度です。値段が上がるにつれ、手の内が人工革から鹿革、小手頭の中も綿から鹿毛といったような違いが見られます。安価なものは洗濯機で洗えるタイプなど、実用的なものが多いですが、手刺しに比べ重厚感は劣ります。

 

ミシン刺しで1万円から4万円、手刺しで3万円から10万円程度です。

胴は、ナイロン樹脂形成されたヤマト胴、高純度のパルプ繊維原紙を何枚も張り合わせ圧縮させたファイバー胴、牛革に竹を貼って漆で仕上げた竹胴の3種類が主流で、竹胴が最も高価です。また、衝撃緩衝という点でも竹胴が優れています。

 

ミシン刺しで1万円から8万円、手刺しの場合は4万円から12万円程度です。

同じミシン刺しでも額刺の有無、ヘリ革に使用する革の違いなどで値段に差がでます。また、段飾りは二段から八段まであり、段が増えるほど高級になります。

 

まとめ

防具の基本は身を守ることです。値段につられ身体に合っていない防具を選んでしまっては、本末転倒です。値段も考慮しつつ、まずはしっかりと身体に合った防具を探してみてください。

 

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