剣道道場の選び方・小学生などのお子さま編

剣道道場の探し方小学生

2021年6月13日 • お役立ち記事 • Views: 3508

お子さまが剣道を始めるにあたって、どのような視点で道場を選んだらいいのでしょうか?せっかく剣道を始めるのですから、楽しみながら長続きしてほしいものですよね?そこで、今回は保護者の方が考慮するとよいと思われる点をまとめました。

 

考慮するポイント

① 場所

毎週のように通うことになる場所です。自宅から近いほうが通いやすいでしょう。お子さまが通う、またはこれから通うことになる小学校の体育館などで稽古が行なわれている場合は、そちらにすることが多いかと思います。「特に自家用車をお持ちか否か、また保護者の方が常に送り迎えを出来る状況か、いずれは一人で通って欲しいと思うのか、などから、無理のない選択をされるとよいでしょう。

また、自宅から近いということは、同じ学校に通っているお友達も多く在籍している可能性が高くなります。同級生がいたほうが何かと助かるとお考えになるのか、違う学校の子が多い方がいいとお考えになるかによっても変わってくるかもしれません。

② 稽古日時や頻度

稽古のある曜日や時間、毎週何回稽古が行なわれているかもポイントです。土日の両方またはいずれかなのか、平日もあるのか、また、時間は朝・昼・夜のいつなのかは、お子さま本人やごきょうだいの他の習い事、保護者の方の送り迎えや休日との関係から通いやすいところはどこか考えるといいでしょう。今は習いごとをしていなくても将来的には中学受験を考えているのなら塾との兼ね合いも考えられます。

また、週に何回稽古が行なわれているかも重要です。週に1、2回のほうがいいか、もっと多い頻度で稽古が行なわれているほうがいいかは、時間の都合もありますが、お子さまの体力や気力、その道場が各人の通える曜日だけで構わないという雰囲気があるか否かなどから、考えるとよいでしょう。

③ 目的

お子さまが剣道をするにあたって、当面の目的は何でしょうか?もちろん、続けていく中で変わっていくかもしれませんが、まずは初心者なので剣道を経験してみたいとか、お子さまなりに出来るようになってくれればいいとお考えなのか、強い子たちの中で切磋琢磨して強くなって欲しいとお考えになるのかによって、選ぶ道場の雰囲気も変わってくるかと思います。

また、自治体によるところかもしれませんが、その道場が全国剣道道場連盟やスポーツ少年団などの全国的な組織に登録しているかによって出場できる大会も異なってくることがあります。お子さまをなるべく多くの大会などに出場させたいと思うのに、道場の登録がないため出られず、後から残念な思いをしないためにも、事前に調べておくとよいでしょう。

 

④ 規模

お子さまや保護者の方の性格などから、大所帯の道場がいいのか、こじんまりした道場がいいのかが変わってくるかもしれません。ただし、規模が小さいと保護者の人数が少なくなるため、当番や役員などの順番が回ってくる頻度が多くなってしまうことは考えられます。ですが、これはその年々によって変動があるものなので、今大所帯でも何年かしたら人数が減ってしまう、またはその逆に大幅に人数が増えるということもあります。

⑤ 分布

お子さまと同じ歳の子が多いのか、大きい子が多いのか、逆に小さい子達が多いのか、また、同じ学年の性別の分布(男の子が多いとか女の子が多いなど)も、お子さまの性格(学年や性別が違ってもお友達になれるなど)によって関係してくるかもしれません。

⑥ お子さまの性格

③でも少しふれましたが、他のいろいろな習い事の場合と同様、お子さまの性格によっても、合う道場は変わってくるかと思います。負けず嫌いな子は、強い子の中に入れたら、負けまいとして頑張ってどんどん強くなるかもしれませんが、大人しくて気持ちが折れやすい子の場合は、あまりきつい雰囲気のところではなく、比較的のんびりとした感じのところのほうが頑張れて伸びるといったこともあるでしょう。

⑦ 親の参加・協力の度合

他のいろいろな子供のスポーツも同様ですが、お茶当番や役員などの保護者の協力なしには成り立たないことが多いのが現状かと思います。ですが、お仕事やごきょうだいの関係から、どこのご家庭も同じような力の入れ具合で、保護者が協力できるとは限りません。道場などによって、保護者の協力が必要な度合いは異なりますので、ご無理のない程度のところを選ぶとよいでしょう。

⑧ 雰囲気

その道場が、稽古を積み、級や段を取り、こつこつと成長していくことを目指しているのか、全国など大きな大会に出場して優勝することを目指しているのかなど、道場が主に目指していることによって、雰囲気が異なってきます。他にも、指導される先生が目指す剣道によっても変わってくるところでもあります。⑦でもふれましたが、その雰囲気がお子さまにあっていないと、やはり長続きするのは難しくなってしまうかもしれません。

⑨ 費用

剣道の防具や道着・竹刀は、決して安物ではありませんので、いきなり全部購入しなくてはならないとなると、費用的にとても大変です。ですが、道場によっては、防具などの貸し出しを行なってくれるところもあります。また、一般的に、剣友会よりも剣道教室のほうが費用は高めであることが多いようです。

道場の見つけ方

では、どこで道場を探したらいいでしょうか?

① 同じ学校の子供が通うところ

ご近所などで剣道をしているお子さんがいれば、その子と同じところがひとつの選択肢になるでしょう。上に、剣道の強いきょうだいがいる場合、少し遠い強豪道場などに通っていることも考えられますので、何人かのお子さんの保護者に聞いてみることをオススメします。小学校に入学後は、学校から配られるお手紙の中に、最寄りの道場などのチラシが含まれることもあります。

② 町の掲示板

家の近くに近隣の習い事やサークルの会員募集のポスターが掲示されている場合があります。

③ ネット検索

インターネットで、自宅近辺の道場や教室を検索することができます。

④ 近くの剣道具店で聞いてみる

地元の剣道具店は、どこに道場があるかだけでなく、そこの雰囲気など多くの情報を持っています。気軽に訪ねて問い合わせしてみるといろいろな情報を得られるでしょう。

まず体験して雰囲気を確かめよう

長く続けるためには、お子さまに合った道場であることはとても大切です。たいていの道場などで、体験入団を受け付けています。場所によっては1回のみではなく、何回か体験できるところもありますので、まずは体験してみて、ご自分とお子さまご自身の目で、必ずどんなところなのか確かめてから決めるとよいでしょう。

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