ヒット商品 フジダルマ印の剣道着

安信商会のトレードマーク、達磨
—安信商会さんといえば、達磨印ですよね。 社長「初代が反物を売るところから始まっているため、うちは特に衣類が強いんです。初代は丁稚奉公しており、番頭まで勤めました」 —創業時は剣道着・袴の製造をされていたのですか? 社長「戦前は武道真っ盛りの頃ですから、柔道着が多かったようです。スポーツはまだ輸入されていなかったので、体を鍛錬するといったら剣道・柔道・空手道。武道をされる方々が大多数でした」 —戦後、GHQが武道禁止にしました。 社長「隠れて武道をやっている方々が、いっぱいいたようです。そういう方々のために闇市でリアカーを引いて、コートの下に柔道着を五重、六重に重ね着して売りに行っていたときいています。そんな時代から存在している会社です」使い捨て文化への警鐘
社長「イチローは、侍に近い存在であると考えています」 —ものを大事にしますよね。 社長「バットを絶対に触らせません。侍の刀も同じです。そういう考えがあると、ものを大事にします。途中で剣道をやめることも少なくなっていくのではないでしょうか。我々メーカーも、すぐ壊れるようなものを作ってはいけないと考えています」剣道は運動芸術
社長「鎧みたいな防具を着けていながら立ち姿が美しい。『こんな競技はない』と海外の方々は仰っています」 ー着装の美がありますね。 社長「運動芸術です。その価値を海外の方々が見出しているというのは、嬉しいですね」 ー剣道の価値を逆輸入で日本人に再認識していただくのは、剣道人口を増やす近道かもしれないですね。本日はありがとうございました。 今回インタビューを受けていただいた 安信商会 さんの商品ページはこちら! インタビュアー ◎代表取締役 上島 郷
