剣道防具使用レビュー ミツボシ 天アスリート 6mm織刺 ヘリ紺鹿革仕立

2019年4月26日 • お役立ち記事, 剣道具のレビュー • Views: 6513

2018年世界剣道選手権大会使用されたアスリートモデル、ミツボシ製「天アスリート」をBUSHIZOスタッフが実際に使用しております。実際に見て・触り・着用して稽古で使用した感想レポートです。

実戦向きの試合用の防具を探している選手には、本当にオススメです!

 

ミツボシ 天アスリートとは

1953年創業のミツボシ。特に「峰」「天」は長きにわたり剣道人や防具業界の方々に愛されてきました。

そのミツボシから2018年に誕生した、アスリートモデルの新たな「天」です。

毎日稽古する競技者が何年も使用できるように考えこだわった耐久性能に、シンプルな見た目。そしてヘリや顎に紺鹿革を使用し、打突の安全性も考慮した設計です。

 

■仕様

面  面金:ジェラルミン(ハイビジョン面金使用) 具の目刺 内輪:シルリード
甲手 手の内ミクロパンチ 実践型甲手
垂  五段手飾額刺 垂紐先細仕様
胴  型押クローム皮 50本強化樹脂胴

 

天アスリートの魅力

単純に柔らかい・薄い・短いということではなく、圧倒的な機能性の高さと見栄えの良さなど全て兼ね備えていることが魅力だと思います。

まず、着装したときにしっかり格好がつき、とにかくカッコいいですね。試合では重視される側面の一つです。

試合に臨む気持ちを高められるような気がしてきます。

私の防具を一目みて声をかけてきてもらったり、実際に触ったりして品質の高さに納得をして購入を決める方が増えてきています。大学や実業団で活躍する強豪選手からの反応が良いですね!

 

 

天アスリート 面

まず、面垂は柔らかく非常に薄いです。ただ、そこにはしっかりとした硬さもあります。ハリ・コシがあることに驚きました。柔らかさとコシのバランスが追及されているような印象です。

6mm具の目刺で面垂部分は刺し幅が狭いことに加えて、厳選された材料・芯材と、技術の高い職人による仕立ての良さが掛け合わさったことで成せる業なのだと思います。

単純に柔らかい防具はよくありますが、それとは一線を画す完成度の高さです。

当然、仕立ての良い面は装着感もよいです。使い込んでいくとより顔に馴染んでいくはずなのでこれからが楽しみです。

 

ハイビジョン面金を採用しており、物見とその上下の2段が幅広になっており良く見渡せます。面金が一瞬視線をさえぎることすら試合では避けたい、そんなニーズに応えています。

なお、私はオーダーの際にあえて面垂の長さを通常より1cmプラスしてみました。単純な機能性を求めて短くするのとは逆に、面垂が前にぐっと出して垂れるような見栄えのほうを重視したからです。ここは好みが分かれると思います。

 

天アスリート 甲手

特徴的なのはご覧の通り、甲手頭です。関節に合わせて段々に入れてある横向きの飾り糸が、自然な竹刀の握りにつながります。
自分の理想の握りをするために余計な力を加える必要がありません。

 

 

手首部分(柱)は斜めに飾り糸を入れてあり抵抗なく握りこめます。

また、実際に打突した際のスナップが効きやすくなり、最後の最後まで丁寧に打ち切れる感触です。

 

私がぜひオススメしているのが、日本製『峰』アスリートへの変更です!

基本の型はそのままに経験豊富な国内の職人による仕立てとなり、手の内は最高ランクの鹿革へ変更となります。

使用するチビ小唐の革は、キメが細かくシットリしており手に優しく馴染んできてくれます。甲手に手をいれた瞬間から実感できると思います!竹刀を握りやすさは格別です。(写真は稽古で使用した後です。)

なお、甲手頭に詰め込む材料を通常の甲手よりも20-30%ほど少ないのですが、材料による内側への圧迫が少なくなるためさらに握りやすい構造になっています。軽量化した分の衝撃吸収性は下がりますが、その分クッション性の高い構造の鹿毛を詰めておりますのでバランスが取れているのではないかと考えております。(柔らかさ重視の安価な甲手の頭には、綿を使用していることが多くヘタりやすい傾向があります。)

天アスリート 垂

余計なものを省いたシンプルな綺麗な垂です。持ってみると衝撃のふんわり感に驚きます。

つまり、とにかく軽い、そして柔らかいです。

 

 

しかし、面垂と同様に、単に薄く柔らかくしたペラペラの垂ではありません。

コシのある布団は下の写真からも想像がつくのではないでしょうか。

着用したときにはしっかりと腰に巻き付き、良い感じで広がり見た目にも美しいです。

重厚感も感じさせてくれる、そんな垂です。

 

最後に

まだ数回しか使用しておりませんので、使い込んで自分の身体に馴染じませて、よりフィット感を得られる状態にもっていきたいと思います。その中で気づいたことは新たにレポートしたいと思います!

定価は15万円と安くはありませんが、質の良さから考えると納得できます。

実際に見たい、触ってみたいという方がいらっしゃいましたらBUSHIZOショールームでご紹介可能です。

遠方の方でも、ここには載せきれなかった写真や動画でご紹介できますのでお気軽にお問合せください。

 

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