剣道防具使用レビュー 無幻 (西日本武道具)を使ってみました!

2019年5月2日 • お役立ち記事, 剣道具のレビュー • Views: 10253

実戦型の防具として、かつ本格仕様の防具として10年以上にも渡り愛されてきている『無幻』。

長い間ブランドが続いているというのは信頼の証でしょう。実際、評判がよいため通販でも人気の商品です。

BUSHIZOスタッフが実際に稽古、試合で使用しておりますのでレビュー記事を書きたいと思います。

 

無幻(MUGEN)とは

【西日本武道具】上質素材の軽量実戦型モデル”無幻” 防具一式

福岡県の老舗メーカー西日本武道具が自信を持って送り出す本格仕様の防具です。

軽量化と安全性を追求した試合でも使いやすい実戦型モデルです。

特上総毛フェルト、特殊芯材、国産の高級木綿が織り成す特織刺の風合いで、上質さも兼ね備えています。アゴ・ヘリには紺鹿革を使用し、使い込み色褪せしていく経年変化も楽しめる防具です。

もっとも特徴的なのは、布団がしなやかで柔らかい点です。コシが強く、かっちりと硬いタイプとは真逆です。

細かい部分ですと、白い糸(矢羽)がワンポイントのデザインとして効いています。(外すことも可能です。)

また、甲手は鎧甲手、かつ紺革を張っているというところが他とは異なる個性を放っています。

 

◆仕様
面 : 顎バツ、ジュラルミン面金、特織刺ヘリ紺鹿皮仕立
胴 : 50本型強化樹脂胴 鬼雲飾り、返しべり仕立 ※胴胸変更の場合は納期を事前にご確認ください
小手 : 特織刺ヘリ紺鹿皮、手の内茶皮、鎧小手仕立
垂 : 特織刺地、ヘリ紺鹿皮、6段飾

 

どんなシーンでも使えます

基本的には、実戦型であり軽量タイプの防具と言えると思います。しかし、稽古でも試合でもどのシーンにおいても万能に使えてしまいます。

私はもともと、試合や出稽古用として家に置いて使っておりましたが、使用感が出てきたため現在は道場に置いて稽古用として使っています。なお、週2回くらいの頻度で3年ほど使い続けてきておりますが、不具合もなく修理することなく使えております。

販売相場としては10~15万円くらいと思われますので、グレードの高いミシン刺防具です。一般の方が審査を受審するシーンでも全く問題ないです。

BUSHIZOの実際の販売状況としては、中学・高校生を中心とした学生さんによく購入いただいております。稽古はもちろんのこと試合でも活躍する防具というところに魅了を感じてもらえているのではないかと思います。

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実際に使ってみた感想

以下の写真は3年目の状態です。(週1-2回の使用)

自然な色落ちと型がついていることが見受けられます。面布団の軽さと柔らかさで肩の上げ下げの動作に違和感がありません。

布団のコシは比較的弱いほうですが、ほどよく残されているという感じです。

やはり、アゴは紺鹿革を使用しているので、ならではの色落ちが見て取れます。

 

竹刀を握ったときに非常に馴染んでいることを実感できます。

もちろん本格仕様の防具ですので、手の内は鹿革です。

使用後無幻小手

部分的に紺鹿革を張っておりますが、これにより摩擦に強くなっております。

逆に、デメリットとしては稽古中に汗を吸ったときに重みを感じます。なお、試合では稽古中ほど汗をかきませんので全く気になったことがありません。

使用後無幻小手

 

腹帯が柔らかく腰にフィットします。足運びがスムーズです。

単に芯材を少なくしたのではなく適度な厚みがありますので、その質感はまさに”なめらか”と形容できます。

使用後無幻垂

使用後無幻垂

 

新品の状態はどうなのか???

藍染がしっかりされた濃い色の状態はやはりカッコいいですね。

【西日本武道具】上質素材の軽量実戦型モデル”無幻” 面単品

 

最後に

実際に使用する方の年齢、利用環境、技術レベルなどから防具を選定していくと、より愛着をもって防具と付き合っていくことができます。

『無幻』は万能タイプで使いやすい防具ではありますが、個性も兼ね備えている防具です。人の価値観によって好き嫌いも当然出てきます。ご検討の際はぜひご相談ください。

こちらのページよりお問合せください。

 

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