心を打つ剣道
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著者略歴
石渡/康二
剣道研究者。1956年東京都練馬区に生まれる。1968年東大泉剣友会(創設者は中尾根康雄)に入門。1981年中央大学法学部法律学科卒業。1985年宮本孝雄に師事する。1994年『剣道用具マニュアル』上梓。1996年東大泉剣友会の会長に就任。1998年徳島県の堀江幸夫(範士八段)に師事する。2008年『心と技の道標』上梓。七段合格。2011年教士合格。2018年東大泉剣友会の会長を辞任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
私は、剣道の専門家ではないですし、輝かしい戦歴もありません。だからこそ、一般の剣道人が知りたいことや悩みが分かります。そこで私は、安全に剣道を稽古するための「剣道用具マニュアル」と、剣道の理解を深めるガイドブックとしての「心と技の道標」を書きました。そして、地元の東大泉剣友会で青少年育成を四十年以上する中で、剣道がうまくなりたくて、師匠についたり、警視庁の先生方にお願いしたり、その他の先生や仲間と稽古を重ねてきました。そうするうちに、お相手や見ている人が「おー」と声が出てしまうような「心を打つ剣道」には以下の三つの特徴があることが分かりました。
1真、攻めて打ち抜ける本当の強さ
2善、無心で真っ直ぐな心
3美、しなやかな動きによる鮮やかな冴えの美しさ
若い圧倒的な体力や天才的な技にも感動しますが、本当に心を揺さぶられ、自分もなりたいと憧れるのは、勝敗や強弱ではなく、真善美を共感することだったのです。そして、借り物や受け売りでない、自分らしい、自分だけの「心を打つ剣道」に高めていきたいのです。 (「はじめに」より)