BUSHIZO TV 「剣洗」秘伝の技 #07 剣道面縁の修繕について解説!

剣洗7その19

2020年6月30日 • お役立ち記事, メンテナンス • Views: 130

剣道面縁の修繕方法

剣道防具専門クリーニング 武蔵坊「剣洗」の露木 幹也社長にお話をお伺いするシリーズの第7回目です。

前回、剣道面の手入れ法についてお伺いしましたが、今回は引き続き面縁の修繕方法を教えていただきました。

 

面縁修繕

剣洗7その1

 

露木 あ、塗ってるところを見れるかもしれないです。

 

 ──塗る?

露木 あ、ここの縁をです。縁塗りです。

 

 ──何を塗るんですか?

露木 カシューです。ほんとは漆なんでしょうけど、いまはみんなカシューかな。

剣洗7その2

 

 ──カシューってなんですか?

露木 カシューナッツのカシューだと思いますよ。それの油です。これを面がねの縁に塗ります。赤いのは内側に。黒いところは黒いカシューで。

 

 ──洗った後に、こちらで塗る理由はなんですか?

露木 メニューの1つです。染めるのと一緒のバリエーションの1つで縁も塗ってあげるんです。オプションで。

先ほど言いましたけど、剥げていたりすると、水分が入り込んで傷む原因になるんですよね、一番。縁って意外としっかりしておいた方が長持ちすると思います。

剣洗7その3

 ──定期的に塗った方がいいですか?

露木 そうですね。塗った方がいいです。ちょこっと剥げている場合はいいんでしょうけど、あんまり白くなっちゃってるくらいだとカシュー塗った方が革も強くなるし、いいと思いますね。

 

 ──カシューは市販されているんですか?

露木 ああ、もうこれはホームセンターとかで売ってます。1個800円くらいで。

剣洗7その4

露木 今職人さんがやってくれますから。

 

剣洗7その5

 露木 これは、ほんとに朱色ですよね。朱と赤があります。さっきそっちに置いたのは、赤ですね。並べると分かるんですよ。色が微妙に違うんです。

 

剣洗7その6

──ほんとだ。これは、オレンジっぽいですね。

露木 そうですね。これは朱です。

 

 ──こっちがカシューですか?

剣洗7その7

露木 いえ、両方ともカシューです。

 

 ──あ、それぞれ色があるんですね。

露木 はい。色が違うんです。

カシューにもね、何十種類も色があるんです。クリアもあったり。

 

 ──へえ、そうなんですね。

やっぱり、洗った後に、多少なりとも濡れることで浸透してしまったりしたものを、もう一度こちらで塗り直して補強するということでしょうか?

 

露木 そうですね。放置しすぎると、傷みが早いかなと思います。意外と縁ってダメージをうけやすいんですよね。

剣洗7その8

 ──打たれるところですからね。

露木 はい。これなんかも、あごのここの部分なんか剥げちゃってるんですよね。

 

露木 そうそう。ほらここ。こういう風になってきちゃうんですよね、打たれると。

剣洗7その10

 ──じゃあここは黒いカシューを塗りますか?

露木 そうですね。両方塗りますね。赤も。

 

 ──今から塗りますか?

露木 はい、塗ります。この顎のところも、汗とかで結構パキパキと剥げてきちゃってるので。

剣洗7その9

 ──撮ってもいいですか?

露木 いいですよ。職人さん、よろしくお願いします。

剣洗7その11

・まずは、赤いカシューから塗ります。

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剣洗7その15

・次は、黒いカシューを塗ります。

剣洗7その17

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剣洗7その22

面縁を塗るだけで見違えたように美しくなる

剥げてしまった面縁は、見た目がよくないだけでなく、そのままにしておくと中の革が傷んでしまうので、定期的に塗ってあげたほうがいいのですね。

私も一度自分で塗ってみたことがありますが、内側を塗ることや、赤と黒の縁をきれいに塗り分けることが難しかったものの、とても楽しい作業でした。

皆さんも、一度試してみてはいかがでしょうか?

次回は。藍染リメイクについて、引き続き解説していただこうと思っています。お楽しみに!

剣洗7その23

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