そこで今回は、自分にぴったりの防具を選ぶためのサイズの測り方と注意点をまとめました。
動画もご覧ください。
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■ 測り方全般について
剣道防具のサイズは、着け心地や安全性を大きく左右します。サイズが合わない防具を使うと、見た目が不格好になるだけでなく、動きづらさやケガの原因にもなります。
そのため、まずは正確に身体のサイズを測ることがとても重要です。
すべての防具(面・小手・胴・垂)に共通して大切なのは、計測道具と測り方の正確さです。
- 使用するのは「お裁縫用メジャー」
- 金属メジャーや紐・リボンなどは誤差が出やすいのでNG
- 基本的に2人で測定(特に頭部などは1人では難しい)
ただし、ウエストなど胴や垂れの測定は1人でも可能です。
測定時の注意点
- メジャーはきつすぎず、ゆるすぎずフィットさせる
- 測り始めから終わりまで、メジャーを肌に沿わせて測る
- 通す位置(ライン)がずれていないか常に確認する
■ 面のサイズの測り方
面のサイズを測る際には、以下の3つの項目を計測します。
(1)計測方法
A:頭頂からあご先までの一周
- つむじ(頭頂部)にメジャーの端を当て、もう1人が押さえる。
- 頬→あご→反対側の頬を通り、再び頭頂部までぐるりと一周。
- この時、メジャーの0cmの位置が頬にくるようにする。
目安:子ども58cm前後、成人男性は72cm前後。73cm以上は特大サイズに分類されます。
B:はちまき位置の一周
耳の少し上の高さで、おでこから後頭部までぐるりと一周します。
目安:Aより約10cm小さい数値が平均。成人男性で57cm前後です。

C:あごから目尻までの高さ
頭をまっすぐにしてテーブルにあごを乗せ、テーブル面から目尻までの垂直の高さを測ります。
このときは裁縫用メジャーよりも定規を使うと正確です。成人男性で約12.5cmが一般的です。

(2)選ぶときのポイント
- 届いた面は箱の中で押されていることがあるため、自然な形に整える。
- あごを内輪の下に乗せて顔に押し当て、額と内輪の下部の両方がしっかり接しているか確認。
- 額が当たらない → 面が小さい。
- 上下に動かすとぐらつく → 面が大きい。
- 横から見て後頭部がはみ出している → 面布団が狭く危険。
多少大きめの面は、**面クッション(面調整布団)**を入れて調整できます。
■ 小手のサイズの測り方
(1)計測方法
小手のサイズには「D」と「E」の2項目が必要です。
-
D:中指の先端から手首のしわまでの長さ
手をまっすぐ伸ばし、指の力を抜いて自然な状態で計測します。

-
E:親指を除いた4本の指の付け根周り
手の一番出っ張った部分を通して一周します。親指を含めると誤差が出るので注意。

(2)選ぶときのポイント
- 実際に手を入れて、グーパーできるか・竹刀を握りやすいかを確認。
- きつい場合 → ワンサイズ上を選ぶ。
- ぶかぶかの場合 → ワンサイズ下を検討。
- 小手は個人差が大きいため、違和感がある場合は防具店に相談しましょう。
■ 胴のサイズの測り方
(1)計測方法
身長・体重・ウエストサイズをもとに選びます。
既に使っている胴がある場合は、その高さと後ろ幅を参考にしても良いでしょう。
(2)選ぶときのポイント
装着したとき、両脇にこぶし半分が入るくらいの隙間が理想。
- 大きすぎる胴:腕を伸ばしたときに胸がつかえて振り下ろしにくい
- 小さすぎる胴:胸や胴との間に隙間ができ、安全性が低下
実際に装着して腕を動かし、違和感がないか確認しましょう。

■ 垂れのサイズの測り方
(1)計測方法
垂れも胴と同様に、身長・体重・ウエストサイズで選びます。
既にお持ちの垂れがある場合は、そのサイズを参考にしましょう。
(2)選ぶときのポイント
構えや足さばきに影響するため、動きやすさと見た目のバランスが重要です。
横の大垂れが腰骨の上にくるのが理想的。前から見て裏地が見える場合は大きすぎです。

■ 子どもの防具の選び方
成長期のお子さんの場合、「大きめを買って長く使わせたい」と考える方も多いですが、
防具が大きすぎると動きにくく、安全性が低下します。体に合ったサイズを選びましょう。
ただし、面は少し大きめでも**面クッション(面調整布団)**で調整可能です。
薄手(約1cm)・厚手(約2cm)の2種類があり、頭頂部の面布団と内輪の間に挟むだけで装着できます。
面の衝撃を和らげる効果もあり、お子さんにもおすすめです。

■ 女性の防具の選び方
同じ身長でも、男性と女性では体格が異なります。
一般的に防具は男女兼用のため、女性の場合はサイズ選びをより慎重に行う必要があります。
既製品を選ぶ際、自分の体よりやや大きめを使っている女性もいますが、以下のような症状がある場合はサイズが合っていません。
- 面がゆるく、稽古中にずり落ちる
- 小手が大きくて竹刀を握りづらい
- 胴胸が大きくて腕が伸ばせない、または座礼がしづらい
- 垂れが長すぎて足が出しにくい
これらは防具が体に合っていないサインです。
特に女性は、小さめサイズを選んだ方が動きやすいケースもあるため、慎重にフィッティングしましょう。

■ 防具のサイズ選びはとても大切
剣道防具は、サイズが合っているかどうかが最も重要です。
正確に計測し、自分の体にぴったりの防具を選ぶことで、見た目の美しさ・安全性・動きやすさがすべて向上します。
もし自分で測るのが不安な場合は、実店舗を持つネットショップもありますので、一度相談してみるとよいでしょう。

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